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食欲を抑える?足つぼマッサージ

食欲が起こる原因

ダイエットというと、ほとんどの人は「食事制限」と「運動」の二つを思い浮かべるのではないでしょうか。
基本的には一日あたりの摂取カロリーを適切に保ち、かつ体内の代謝を高めるようにしていくという方法で間違いはありません。

しかしこのうち食事制限というのは、口で言うほど簡単にできることではないのです。
ダイエットをしようと思っているけれどもおいしそうな食事を我慢することができず、明日から明日からと先回しにしている人も多いのではないでしょうか。

そこでまず、なぜ空腹感を強く感じてしまうのか、ということを考えてみます。

人は、胃腸が空になったり食事から一定時間が経過をすると、脳に空腹の指令が出されます。
そこでお腹が減ったと感じるようになり、目の前にあるものを食べたいと思うのです。

普通、ある程度食事をすると満腹感が得られるので、それ以上食べたいとは思わなくなります。
しかし、その満腹中枢にうまく指令が届かない状態になってしまうといつまでも食べ続けてしまい、それがカロリーオーバーの原因です。
特に脂っぽい食品や甘いものは快感物質であるβエンドルフィンが過剰に分泌されるようになっていることから、食べてもなかなか満腹感を得にくく、体に必要なエネルギー以上のものを摂取してしまいます。

そこであらかじめ満腹中枢を感じやすい状態にしてから食事をすることにより、必要以上にものを食べずにすむようになるでしょう。

満腹中枢は体にあるツボを押すことで刺激することができるので、つい食べ過ぎになりがちな人は食事の前にちょっと押すようにすると、自然に食べ過ぎを抑えることができます。

マッサージ方法、ポイント

満腹中枢を刺激するツボとしては耳の中心にある「飢点」や、手のひらにある「胃・脾・大腸区」といったものがあります。

しかし、一番におすすめしたいのが足裏にあるツボマッサージです。
足裏には人の内臓にかかわる重要なツボが多くあることが知られていますが、中でも胃や十二指腸、小腸に関係するものは胃腸の機能を促進するとともにストレス解消の効果もあります。
足つぼマッサージをすることで体の解毒作用を高めることもできるので、より健康的に食欲を抑えられるようになるのです。

足つぼマッサージのポイントとしては、必ず左足から先に行うということです。

おすすめのツボとしては足裏の中央部分、土踏まずとの境目くらいにある腎臓のツボがあります。
まずぐっと中央に親指で押すようにしつつ、ゆっくりかかとの方ずらしていき、土踏まずの終点くらいで内側へと抜けさせます。

胃のツボは土踏まずの上側にありますので、二本の指を使って土踏まずの始点から中央くらいまで、上から下に力を加えながら押し付けるようにしましょう。