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20代の憧れ!フェミニストとは

フェミニストが注目される理由

「フェミニスト」という言葉を聞いて、どんな人物像を思い浮かべるでしょうか。
インターネットでTwitterや匿名掲示板を利用している人などは「フェミニスト=口うるさいおばさん」のような思い込みをしていることがあるのではないかと思います。

確かに日本において名前の知られているフェミニストとしては、上野千鶴子や田嶋陽子など、男性に対して非常に攻撃的で、理屈を押し付けるいつも怒っているようなタイプが多くなっています。
ですが、本来的にはフェミニズムというのは女性の権利を訴える理知的な女性像のことを言っており、世界的に有名なフェミニストとしてエマ・ワトソンが挙げられています。

エマ・ワトソンはポストフェミニズムの最先端にいる存在として、特に若い世代から高い支持を受けています。
海外でも高学歴層においては、フェミニズムを正しく理解した上で主張をするという流れがきちんとできてきているのです。

日本は先進諸国と比較をして極端に女性の社会進出が遅れていることが広く伝えられていますが、その理由の一つとして考えられているのがこのフェミニズムへの大きな誤解です。
メディアがおもしろおかしくフェミニスト=いつも怒っているおばさんという像を作り上げたこともあり、女性の権利を主張する人を笑い者にしたりバカにしたりする、という雰囲気ができてしまったのでしょう。

ですが海外の動きに敏感な若い世代は、既にそうした旧式のメディアによって作り上げられたフェミニスト像が誤ったものであることをしっかりと理解しています。
冷静に女性の権利を主張する人を、スマートでかっこいいと感じるようになってきているのです。

フェミニストを目指していくために気をつけること

日本においてフェミニズムが育ちにくい要因のもう一つが「男性の性に寛容であること」を許す風潮です。

例えば女性が性被害にあったというニュースに対しても、どういうわけか性犯罪をした男性ではなく被害にあった女性を「油断していた方が悪い」「ついていったのは許していたことになる」といった責め方をすることがあります。

残念なことにこうした性犯罪の被害者の方にあたかも非があったかのようにする風潮は、諸外国に比べて日本国内で強く見られています。
そして実際に被害にあったことがない女性が、被害にあった女性を責めるというような構図も見えているのが現実です。

これからフェミニストを目指していく女性に気をつけてもらいたいのが、そうした風潮に流されるのではなく女性も人間であるという意識をきちんと持ち、その上で主張をしていって欲しいということです。
日本人は世間の意見が正しいと思い込む傾向が特に強いので、そうした雰囲気に負けず、自分は自分であるという意識をきちんと持って主張をしていきましょう。